2011/03/31

『会音社』


私どもアンダーグラウンド・ギャラリーは、平成23年4月1日をもちまして、
「株式会社 会音社(カイオンシャ)」を新たな経営母体の下、生まれ変わること
になりました。

なお「Underground Gallery」という店舗名は、これまでどおりでございます。
残念ながら(?)、代表以下、運営スタッフ全員そのままでございます。事務所の
狭さはもちろん、住所も電話番号も一切変わりませんが、スタッフの意気込み
だけは「凄まじい」生まれ変わりでございます。

『いつも真ん中に「音楽」がある会社』。
そんな想いを込めて、「会音社」と名付けました。
皆さまには、これまでに増して『良い「音楽」に出「会」える「社(やしろ)」』
として愛していただけますよう、スタッフ一同、今以上のサービスを目指して
頑張ってまいる所存です。

私たちの小さな再出発を、皆さまの大きな期待と温かい心で、今までどおり
応援していただけますよう、心より、お願い申し上げます。

                          スタッフ一同

2011/03/17

今、このとき、困難に立ち向かうすべての人たちへ

今、このとき、困難に立ち向かうすべての人たちへ

とてつもない困難と絶望に直面する時、オレは自分を元気づけるために、
マーヴィン・ゲイとタミー・テレルが唄う「エイン・ノー・マウンテン・
ハイ・エナフ(越えられない山はない)」を聴く。この曲が、オレに、前を
向いて進み続ける力をくれる。ぜひ、みんなも、自分自身を鼓舞してくれる
音楽を見つけてください。そして、他の何物にも代え難い、音楽の素晴らしい
力に気付いてください。

そして、これは自分がつらいときに助けてもらっている一節、敬愛する
エレクトリファイン・モジョの引用です。

『キミを支えるロープの終わりが近くなってきたと感じたときは、滑って
手を離さなくてもいいように、小さくてもいいから結び目を作って、
しっかり持ちこたえるんだ。そして、自分より悪い状況の奴なんかいないと
(前向きに)思い出してがんばるんだ !!!』
                       - マッド・マイク 040 UR



日本にいるすべての友人と家族のように親しく思う人々へ、今、僕の心は
悲しみに溢れています。みんながそれぞれの大事な人、お母さん、お父さん、
息子や娘、おじさん、おばさん、おじいさん、おばあさんを亡くされたと
思うといたたまれない。ただ、ただ、みんなが少しでも気持ちが安らぐよう
に、この世界全体が、世界の人々みんなが、今、あなたたちのために祈って
いることを知って欲しい。
愛の祈りと、癒しの力を日本にいるみんなへ。
言うのは簡単で、決して十分ではないのだろうけれど...。
近く、みんなに会える日を楽しみにしています。

         - チャック・ギブソン aka Perception 041 UR / Hitechfunk



日本にいる友達と家族へ、僕らの愛と心は、みんなと共ににあります。
みんなに、良き日々が、少しでも早く訪れますように。
近い将来、きっと、みんなの元に駆けつけて、愛と音楽に溢れた時間を
再び持てますように。
        - レニー・アンド・ローレンス・バーデン / オクタブ・ワン



日本の被災者の皆さんへ
僕の心は、あなたたちと共にあります。皆さんの日常が、少しでも早く、
元のように戻りますように。神のご加護を。
             - サンティアゴ・サラザール / ICAN Productions



「仙台には何度か(プレイのために)行ったことがあります。美しい街なのに、
このような被害にあって残念です。日本の人たちは僕のキャリアを通して
ずっと僕を応援してくれています。今度はこの大変なときに、僕ができる
かぎりのサポートをお返ししたいと思っています。
今回の震災で被害にあったすべての方たちに、心からお見舞い申し上げます。
日本はこの危機を乗り越えて復活していくと信じています。Stay Strong」
                  - ジェフ・ミルズ (訳:Yoko Mills)



太陽は、その輝きを決して止めない。今、空に重く立ちこめる雲は、
やがて過ぎ去り、再び、陽の光が降り注ぐことだろう。
                      - テレンス・パーカー



どうか気持ちを強く持って。僕たちの想いと祈りは、君たちと共にある。

                      -マーク・フラッシュ 078 UR



オレの心は君たちと共に、魂は君たちのもとへ向かっている。拠りどころを見つけて辛抱するんだ。
そして、自分より悪い状況の奴なんかいないと(前向きに)がんばってほしい。
         
 - ケニー・ディクソン・ジュニア a.k.a. ムーディーマン



本当に恐ろしいことが起きてしまった。そして、それは今も続く。僕のこころは重く、そしてこの状況
に対して、自分が如何に無力であるかということに気付いている。それでも、僕はこう言いたい。
「唯一、死を打ち負かすことができるのは『生』である。痛みに対して、唯一の解決策は『喜び』である。
だから、どうか、痛みや苦しみに支配されないでください。今、この時、あなた方は生きていて、堂々と
笑顔を見せてもいいんだという事実が、あなた方を取り巻く悲惨な状況よりも、あなた方自身の存在の方
が大事であることを示しています。そして、その力強さが、周りの人たちに良い影響を与えるんだという
ことを知ってください。」皆に平和あれ。
                     
          - コーネリアス・ハリス a.k.a. アンノウン・ライター UR


**掲載順は、メッセージの到着順とさせていただきました。
  今後も新たなメッセージが届き次第、皆さまにお送りさせていただきます。

2011/03/15

東日本大震災により、被害を受けられた皆さまへ


このたびの東日本大震災で被害を受けられた皆さま、ならびに被災者の
方々や被災地に所縁の深い皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
一刻も早く、皆さまに心の平穏が戻りますことをお祈り申し上げます。

ご存知のとおり、弊社は16年前に同じく震災を経験している神戸にて
活動いたしております。スタッフ全員ではございませんが、あのとき、
この世の終わりを感じた者も少なくありません。かく言う私は、幸い、
京都におりまして被害を免れましたが、当時お世話になっていた会社の
社長様のご兄弟を助けるべく、次の日に被災地に入り、しばらくの間、
ボランティアとして活動させていただきました。
あのときの悲惨な光景は、今も忘れられません。
ただ、あのときの人間の強さや優しさも、忘れられません。
たった今、家を焼き出されて避難所にやって来たにもかかわらず、
そこで出会う人々を気遣うおばさんたち。
「誰にどうしてくれ、ああしてくれ、って言う前に、困ったもん同士、
助け合うて、頑張っていこや!」と、炊き出しの豚汁片手に、元気
いっぱいのおじさんたち。
豚汁を配っていた、こちらの方が元気付けられてしまいました。
そして、あれから16年、傷が完全に癒えたとはとても言えませんが、
少なくとも、街は復興しています。好きな音楽を楽しめています。

神戸では震災のあった1月17日午前5時46分、毎年、遺族や所縁の
人たちが集まって、慰霊の催しが行われています。16年経った今も、
ロウソクの前で泣き崩れるご遺族の方、おそらく亡くなられたお子さん
用でしょうか、おもちゃやぬいぐるみを手向ける方々がいらっしゃいます。
失ったものの大きさは、計り知れません。ただ、ただ、お悔やみ申し上げ
るのみです。そして、幸いにも生きている私たちは、亡くなられた方々の
分もがんばって生きていこうと、毎年、強く思います。
今年も、そんな思いを噛み締めた矢先の、今回のできごとでした。

失礼千万、身勝手を承知で申し上げますが、皆さん大丈夫です。必ず復興
します。今は、とてもつらく、苦しいときではありますが、明けない夜は
ありません。
色んな理由があって、頑張れない人は、頑張らなくても構いません。
一息でも、二息でもついて、ゆっくりやればいいんです。その代わりに、
皆さんを助けるべく、多くの有志が駆けつけているはずです。
かつての破壊された神戸が復興したように、皆さまの街や社会が、再び、
賑わいと平穏を取り戻せるはずです。
僕たちも皆さんの助けになれるよう、できることをやっていきます。
すでに海外のアーティストたちからも、様々な支援の申し出が来ています。
最後に、これまでに届いているアーティストからのメッセージをお伝え
して、アンダーグラウンド・ギャラリーからのエールとさせていただきます。


文:石崎 雅章