神戸に拠点を置きながらも、東京(千葉)、京都、福岡、(今後はデトロイトやオランダも!?)と遠隔で作業しているU.Gの個性的なスタッフ達の日常やぼやき、レコード業界の裏話等、話せる事、話せない事(笑)、話したい事、話したくな事(笑)迄、ぼそぼそと呟いていきますので、みなさん暇つぶしにでもご観覧ください!
UGの女帝R様からブログ一発目は自転車ネタは禁止!と釘を刺されていたのですが、禁止なんて言われると、「禁止禁止禁止禁止禁止禁止禁止」と単語が頭の中を駆け巡り、そのうちただの記号のループとなり、段々と感覚が麻痺して行き、最後には、禁止?そんな事誰が決めた!しったこっちゃ無い!!という開き直りの境地へ達するという、都合の良い思考にまとまったので(笑)、やはり書かずにはいられない今年のツールドフランス! ユキヤとフミの予想以上の活躍には毎晩興奮させられっぱなしです。文字通り"山場"でもある週末から始まるアルプス/ピレネーの山岳ステージ、グルペットでもいいので何とか持ちこたえてほしい所です。音楽ファンにはやはりKRAFTWERKの"Tour De France"のほうが有名だと思いますが、御大RALF HUTTERの2003年のインタビューが興味深いので、お暇な方は是非こちらもどうぞ!
そういえば御大繋がりで、これを紹介しない訳にはいけません。MORITZ VON OSWALD TRIOのアルバム、遂にリリースされました! いろいろ書きたい事はあるのですが、全ては音が物語っています。出来るだけ良いシステムで、リラックスして音と対峙して聴いてほしい、そんな一枚です。ちなみにU.GではBASIC CHANNEL〜HARDWAXラインのベルリンテクノ強化中です! 今後バックカタログを始め、多数入荷を予定していますので、ご期待ください!
多分興味の無い方が多いと思われるので、自転車ネタは程々にして、本題、日本人なら誰でも一度は聴いた事があると思われる有名な童謡「およげ!たいやきくん」。幼少の頃、毎日毎日刷り込まれるように聴かされ続けた世代なのですが、深く歌詞を読むとなかなかネガティブな内容だと思いませんか?というのは、僕の自転車仲間で、哲学者でもあり詩人でもある知人がブログで発表していた「あまがえる」という詩(本人の許可が間に合わなかったのでご紹介出来ません。ごめんなさい)を読んだ事に端を発するのですが、その詩というのは、5階のベランダ迄登ってきていた「あまがえる」の心境を紡いだ内容で、アスファルトで埋め尽くされた「あまがえる」にとって住み辛い環境の中、居場所を探すため自分が本来住む場所で無いマンションの5階まで登ってきてしまったのは良いが、やはりこの場所も自分の住む場所ではなかった、というような詩なのですが、この詩を読んで真っ先に頭に浮かんだのが「およげ!たいやきくん」と「かもめのジョナサン」でした。
鉄板で焼かれる事が使命であるにも関わらず、主である店のおじさんとの喧嘩をきっかけに、その使命を放り投げ、現実逃避する為に、本来自分の居るべきで無い場所(海)へ逃げ込んだ「たいやき」、同じように自分の居場所を模索するなか、常に新しい試みにチャレンジし、他人が到達した事がない地点を目指すとてもポジティブで勇敢な行動の「かもめのジョナサン」の「ジョナサン」、同じような「自分探し」的な話ながら、自分の現実を受け入れられず、楽な方へ流された「たいやき」と、目標と向上心を持ち最適経験(フロー)に生き甲斐を見いだした「ジョナサンさん」とは大きな違いです。「ジョナサン」のように生きて行きたいな~と思う今日このごろ....まあ、「およげ!たいやきくん」も最後には自分が「たいやき」で有る事を自覚して、めでたく(?)任務をまっとうした話でしたっけ!?(笑)こうやって考えると人間の本来住む場所って何処なんでしょうか?こういう妄想を膨らますのは大好きなのですが、答えに辿り着かない事も分かっているので、今日はこれでおしまいです。しかしこの「あまがえる」の遠くを見つめる潤んだ瞳...何を考えてるんですかね?
そういえば「およげ!たいやきくん」で思い出しましたが、日本で一番売れたというこのシングル曲、買い取り契約だった為、子門真人には数万円しか印税が支払われずに、某レコード会社がぼろ儲けしたという事実..作曲家、音楽家にまともにお金が流れないこのシステムってどうなんでしょう?
しょっぱなから特に落ちのない内容になってしまいましたが、肩肘張らずにやっていきますので、このBlog今後も宜しくお願い致します!!
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