やはり、まずはこの曲から。未だにオリジナルがどの曲なのか諸説あることでも有名な「Video Crash」から引用されたお馴染みのフレーズに、コミカルなアシッドを絡めた彼の代表作。ちなみに僕がこの曲を知ったのは、94年に当時UNDERWORLDのメンバーだったDARREN EMERSONがBBCのラジオプログラム”Essential Mix”に出演した際のプレイ聴いた時でした。(youtubeにあるので、興味ある方はチェックしてみてください。)
MIKE DUNN - Magic Feet
BAM BAM主宰の[Westbrock]から87年にリリースされた事実上のデビュー作。本人によるスキャットと808のみで構成された、シンプルなトラックですが、今聴いてもゾクゾクする輝きを放っている傑作だと思います。
Mike Dunn - Dance You Mutha (Original Mutha)
ここからは、MD III名義の作品です。[D.J. International]のサブレーベルから88年に発表された「Face The Nation」に収録されていた曲で、TYREEのVo.と303の絡みが絶妙です。
MD III - Personal Problem
これは、2014年にUKの[Moreaboutmusic]([Paranoid London]というカルト的な人気のアシッド系サブレーベルを持つことでも知られます)からリリースされた、88-91年の間に制作れたという未発表作品。とにかくミニマルです。
MD III - Acid Feet
これは少し異質なのですが、94年に[Trax]から2枚組にてリリースされた「Da Track Dummies」に収録されていた曲で、アフターアワーズで聴きたいドラマチックなメロディーとシンプルなサックス・サンプルが印象的なメロウハウス。ウワ音はメロウですがリズムはタフなので熱くなれます。余談ですがこの2枚組は、この曲以外は…な内容です(笑)
MIKE DUNN Pres. THE TRACK DUMMIES - Late Night Sex
まずは、アルバムのハイライトであり、唯一、片面をフルに使って収録された10分超えの長編トラック「Black Sunday」から。トラックはミニマルでヒプノティック、コラージュされたゴスペルが徐々に熱を帯びていく、ある意味、神事や祭事同様のトランス感が表現された、真の意味でソウルフルなブラックハウスです。他では聴いたことがない、唯一無二の作品だと思います。
MOODYMANN - Black Sunday
次は「Joy Pt III」。この曲は、MOODYMANNの代表作でもある3部作「Joy」のパート3にあたる曲で(パート1はKDJ 5、パート2はKDJ12)、KDJを始めデトロイト・ハウス作品は欠かせなかったヴォーカリスト兼サックスプレイヤーNorma Jean Bellが全面に参加した、美しく情緒豊かなデトロイトハウスの金字塔と呼べる作品です。
MOODYMANN - Joy Pt III
最後に紹介するのは、アルバムのタイトル曲でもあり、MOODYMANNを象徴する一曲といっても過言ではない「Mahogany Brown」。KDJ18番として12インチ・リリースされた「Black Mahogani」のエディットともいえる楽曲で、Walter Murphy「Afternoon of a Faun」をテンポアップし、中盤のエレピ・フレーズを繋ぎ直した、ジャズ・ファンク・ハウスの名作です。今でもフロアで聴くことが多い作品でもあります。
Moodymann - Mahogany Brown