2016/11/24

クリアランスセール終了のお知らせ + 5000円以上で送料無料キャンペーン


日頃よりアンダーグラウンド・ギャラリーをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

ありがたい事に、アンダーグラウンド・ギャラリーの大事な決算に協力してやるぜ!という心温かい皆さんのおかげで、予想をだいぶ超えるご注文をいただき、ほんとうに感謝です!

約一ヶ月間に渡って開催してきた「2016クリアランスセール」、
11月29日(火)をもって終了いたします。

終了間際というわけで「最終値下げ」& 「5,000円以上で送料無料キャンペーン」やっちゃいます!!
11月24日(木)から、新たに300円コーナーを追加!

更に、各セールコーナーの商品を更に値下げいたしました!
今後、このプライスで手に入ることはないであろう、大盤振る舞いでございます!

リリースされて間もない作品もたくさん眠ってますので、日本全国、
いや世界各国のヴァイナル・ラヴァーの皆さん、
じっくり(いや、急いで!)掘り起こしてくださいね!

セール会場はこちらのリンクからどうぞ!


さらに、この春まで、休日祝日限定で行っていた
「5,000円以上で送料無料キャンペーン」も復活しちゃいます!

1回の出荷につき、商品代金の合計額が5,000円(税抜)以上の場合、全国、配送料を無料とさせていただきます。現在、取り置きがある方も、合計金額が5,000円(税抜)以上なら、送料無料の対象となります。取り置き期限前の方で、発送を希望の方は、その旨のご連絡いただければ、送料無料で発送致します!

11月29日(火)出荷分までが、本キャンペーンの対象となりますので、
29日の15時までにご注文・ご連絡をお願いいたします!
また、今回のキャンペーンは、セール品が含まれていても、送料無料の対象となるので、超オトク!

期間 : 11月25日(金)〜11月29日(火)
(29日出荷分までの適用となりますので、15時までとさせて頂きます)

是非、この機会をお見逃しなく!

2016/11/16

313ONELOVE

ドイツの写真家MARIE STAGGATが6年の歳月を費やして完成させた、デトロイトのエレクトロニック・ミュージックにフォーカスした出版物としてかつてない濃度と深度を誇る全320ページの豪華本「313ONELOVE - A Love Affair With Electronic Music From Detroit -」が入荷しました。



デトロイトの市外局番”313”をタイトルに冠し、モーター・シティ、デトロイトを代表する数多くのアーティストや、荒廃した街のポートレイト、歴史を紐解く記事にインタビュー、さらには、これまでにも幾度も僕らを鼓舞してくれた、彼らの力強く熱い言葉の数々も挿入された、手に取る人のマインドできっと体感重量も変わってしまう、単なるアーティストの写真集には終わらないぶ厚い豪華本。



MAD MIKE BANKSやTIMELINE、CARL CRAIG、GERALD MITCHELL、TERRENCE PARKER、CHEZ DAMIERやMOODYMANN、RICK WILHITE、DANIEL BELL、DELANO SMITHにPATRICE SCOTTといったお馴染みの重鎮に加え、これからのデトロイトを牽引していくであろう気鋭の若手JAY DANIEL、GENERATION NEXTやOB IGNITTらもフィーチャー。加えて、表舞台に立つアーティストだけでなく、デトロイトを支えるレコードショップやプレス工場といった、裏でサポートし続ける重要人物らにもしっかりとスポットが当てられてた、デトロイトのエレクトロニック・ミュージックを多角的に深く捉えた”フォト・ドキュメンタリー”的な内容は、熱心なデトロイト・リスナーの皆さんには特に堪らないところ。




この2016年にあっても決して情報量が多いとは言えないデトロイトのシーンを包括した作品としても、非常に貴重な一冊です。

MARIE STAGGAT / 313ONELOVE - A Love Affair With Electronic Music From Detroit -

Beatdown

2002年に[Third Ear]からリリースされたコンピレーション「Detroit Beatdown 」がきっかけで、「ビートダウン」というスタイルが明確化されたと記憶しています。

一言でいえば、重心の低い遅めのテンポ、くぐもったテクスチャ、粘りのあるグルーヴが特徴で、ジャズ / ファンク / ソウルといったブラック・ミュージックを背景に感じるハウスのスタイルと言えると思います。

そもそもは、90年代後半のTHEO PARRISHやMOODYMANNの作品を由来にしたものですが、00年代以降、欧州へ飛び火し、ポスト・ビートダウンと呼ばれた、MOTOR CITY DRUM ENSEMBLE、VAKULA、SOULPHICTION、LINKWOOD、COTTAM、HENRIK SCHWARZ、NEWWORLDAQUARIUM等の功績で、明確なスタイルが確立されました。


今ではディスコ・リエディット系やロウハウスともリンクし、世界各国からリリースが絶えない、UGでも特に人気の高いジャンルです。

今回は、そんなビートダウン作品をまとめてみました。現在開催中の「クリアランスセール」対象商品も沢山含まれているので、チェックしてみてください。

http://www.undergroundgallery.jp/index.php?main_page=advanced_search_result&search_in_description=1&keyword=%23Beatdown&search_in=description


UG的に、是非チェックして頂きたいのは、この2つのレーベル。どちらも、近年のポスト・ビートダウン・シーンを牽引している新世代の重要レーベルです。

MAX GRAEが主催する[Money Sex]。
http://www.undergroundgallery.jp/index.php?main_page=index&manufacturers_id=8468

メルボルン・ディープハウスの中心人物ANDY HART主宰の[Voyage]。
http://www.undergroundgallery.jp/index.php?main_page=index&manufacturers_id=8849

2016/11/15

中古盤オール30%OFF!!



アンダーグラウンド・ギャラリーをサポートしてくださっている皆様へ、一年の感謝の気持ちを込めて開催しております「クリアランスセール」、本日から中古盤を大幅値下げしました。

全商品、通常価格から「30% OFF」でのご提供!約300タイトルありますので、じっくりチェックしてみてください。掘り出し物、あります!(断言!)

中古盤コーナーはこちらのリンクからどうぞ。
http://www.undergroundgallery.jp/index.php?main_page=index&cPath=604

また、先週の土曜日から更にプライスダウンした「クリアランスセール」、1000円、800円コーナー辺りが、かなりお買い得になっていますよ。迷っていた作品を買うなら今です!

クリアランスセール会場はこちらのリンクからどうぞ。
http://www.undergroundgallery.jp/Clearance_Sale_2016.htm

2016/11/13

【プライスダウン】2016クリアランスセール開催中




年に一度の「2016クリアランスセール」更に一段ギアを上げて、大幅値下げいたしました!!

先日まで、2000円コーナーにあった商品が1500円コーナーへ、
同じく、1500円コーナーにあった商品が1200円コーナーへ、
そして、1000円コーナーにあった商品が800円コーナーへ、
さらに、800円コーナーにあった商品が500円へと、かなり沢山のタイトルを、更に値下げしました!

この商品もセールでいいの!?的なアイテムも沢山ありますが、決算期なのでいいんです!
人気タイトルや残り枚数の少ないタイトルは即売り切れが予想されますので、気になる商品はお早めにどうぞ!!

皆さまのご来店を、UGスタッフ一同、心よりお待ちいたしております!!
http://goo.gl/dmr3kf

2016/11/10

What Is Balearic Music?

「バレアリック・ミュージック」このぼんやりした言葉から連想されるイメージは千差万別だと思います。

そもそもは、1980年代に、スペインはバレアレス諸島の小島で、昔はヒッピーやアウトサイダーなセレブリティ達が集まるカウンター・カルチャーのメッカでもあった、イビサ島のパーティーやラウンジルームでプレイされていた音楽を指していたと思います。その中心にいたのがDJ ALFREDO。ロック、ジャズ、ソウル、レゲエ、映画音楽、ニューエイジ、アシッド・ハウス、ありとあらゆる音楽を一つのストーリーに仕立てプレイするオープンマインドなスタイルが、「バレアリック・ミュージック」の始まりとされています。

DJ ALFREDOがレジデントを勤めていた”Ammnesia”をはじめ、”Pacha”、”Ku”といった伝説化しているベニューで行われたパーティーは、UKを中心に大きなムーブメントとなった”セカンド・サマー・オヴ・ラヴ”へも多大な影響を与えました。(”セカンド・サマー・オヴ・ラヴ”にて中心的だったUKのDJ達の多くは、イビザで体験したALFREDOの影響を語っています)

当時のALFREDOのプレイリストは、RHYTHIM IS RHYTHIM 、JAMES BROWN、BOB MARLEY & THE WAILERS、PINK FLOYD、SADE、LOU REED、MANUEL GOTTSCHING、GILBERTO GIL、NINA SIMONE、JUNGLE BROTHERS、LIAISONS DANGEREUSESと、ジャンルと時代を超えた自由な選曲でした。USシーンに例えると、LARRY LEVANの”Paradise Garage”、DAVID MANCUSOの”Loft”、FRANKIE KNUCKLESの”Warehouse”と同趣といえると思います。






そんな、ジャンルレスでボーダレスだった「バレアリック・ミュージック」のイメージが大きく変わったのが90年代の中盤。当時、「バレアリック・ミュージック」の象徴的なシリーズとして世界的な大ヒットとなっていた、コンピレーション”Cafe Del Mar”の影響もあってか、「バレアリック=サンセットでチルアウトするムード・ミュージック」というイメージに変化していったように思えます。

音楽的な内容の深さよりも、快楽的な雰囲気を重視したサウンドが多かった為、当時を知るハードコアな音楽フリークであればあるほど、「バレアリック・ミュージック」という言葉に、距離をおいている方も多く、正直いって僕も敬遠していました。

しかし、00年代以降、「バレアリック・ミュージック」と形容される作品は、DJ ALFREDOが定義した本来の形、オープンマインドでジャンルレスでボーダレスな音楽を指します。しかも時代と共に変化もあり、特に2010年以降は、近年のニューエイジ / アンビエント・リバイバル、辺境地音楽の発掘の流れともリンクし、より深さも広さも極まってきています。

クラウトロックの中にも、クラシック音楽の中にも、ジャズの中にも、映画音楽の中にも、そしてデトロイトテクノの中にも「バレアリック感覚」を持った作品があります。「バレアリック」とは、ハウス、テクノ、ヒップホップ、ジャズ等、DJカルチャー以降に存在する全てのジャンルのクロスポイントだと言えると思います。どんなジャンルに属している人でも、共有出来る感覚です。

「バレアリック・ミュージック」という言葉に、どこか浅薄な印象を持っている硬派な音楽ファンの方も、そのイメージを取り払って、底なしの世界へダイブしてみませんか? 新しい音楽の楽しみ方、そして知らない音楽との出会いが待っているはずです。

というわけで、UG的視点で、オープンマインドでジャンルレスでボーダレスな「バレアリック・ミュージック」をセレクトしてみました。

只今、開催中のクリアランスセール対象品も沢山入ってますので、お安くお求め頂けるこの機会に、手にとって頂けると幸いです!

http://www.undergroundgallery.jp/index.php?main_page=advanced_search_result&search_in_description=1&keyword=WhatIsBalearicMusic&search_in=description





2016/11/05

【 2016クリアランスセールのご案内 】


日頃よりアンダーグラウンド・ギャラリーをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

アンダーグラウンド・ギャラリーは今年で12周年を迎えました。

”アンダーグラウンド” と掲げた看板に偽りがないように、この間、市場の動向に関係なく、
自分たちが推薦したい音楽作品を基軸に商いを続けてまいりました。
アンダーグラウンドな音楽だけで、12年もやってこれたのは、
偏にサポートしてくださった皆さんのおかげだと深く感謝しています。

僕らをサポートくださっている皆さんは、きっと「音楽」が日常生活の中で
比重が高い方々だと思います。
そんな「音楽意識の高い」サポーターの皆様へ、アンダーグラウンド・ギャラリーから、
1年のご愛顧に感謝して、恒例の決算クリアランス・セールを開催いたします!

【 2016クリアランスセールのご案内 】

入荷から1ヶ月以内の商品を除く、ほぼ全商品をセール価格にて販売いたします。

今回は8つのセールコーナーをご用意!


もちろん、いつものように「お取り置き」もお選びいただけますので、
ごゆっくりとお買い物をお楽しみいただけます。

特に今年の決算セールでは、例年と趣を変えて、いわゆるテクノやハウスなどのダンス・ミュージック
ではない音楽作品もご紹介させていただきます。
このセールをきっかけに、普段と違った新しい音楽の世界に触れていただければ幸いです。

そして年末年始にかけて、パーティーのシーズンですね。クラブでのパーティーはもちろん、
気の合う仲間と過ごすホームパーティーまで、フレッシュなレコードと共に過ごしてみる。
そんなライフ・スタイルをUGは、より多くの皆さんにご提案していきたいと思っています。

ワンクリックで聴くことの出来るお手軽なBGMも便利ですが、
レコード作品のジャケットやラベル面を見ながら、
いろいろと語り合ったり、時に脱線したくだらない話で盛り上がったり、
音楽を中心としたコミュニケーション~楽しい時間を作って頂けたら最高です!

今回のセール期間中には、そんな話題~ライフ・スタイル提案をどんどん注いでいきますので、
マメなチェックをよろしくお願いします!



それでは、皆さんのご来店、Online Store & Music Barにてお待ちしております!
セール会場はこちらのリンクからご入場ください。

2016/10/30

THE DAY OF DEAD 〜2016年に亡くなったアーティストたちを偲ぶ会~



UG Music Bar初のストアイベントを、11月2日に開催します。

THE DAY OF DEAD「死者の日」とは、ラテンアメリカ諸国、特にメキシコを中心に、毎年ハロウィンの翌日11月1日&2日に行われている“祝祭”で、日本の「お盆」とも共通する、死者が帰ってくる日、とされている習慣。

11月1日は子供の魂が、11月2日は大人の魂が、この世に戻る日とされており、今回、11月2日に合わせて、2016年に亡くなったアーティスト達の音楽をバックに、お酒を飲みながら語り偲ぶ、そんなイベントを開催することになりました。

皆様のご来店お待ちしております!

2016.11.2 (wed) at Underground Gallery Music Bar. <https://goo.gl/ImJxQ0>
start 20:00〜 /charge 1st Drink ¥1,000

selector : ISH,Yukke and Keisuke Tamura(funatoto)




RANDOLPH / Not Gonna Let Remixes [Mahogani Music]


2ndアルバムのヴァイナル再発も待ち遠しい、デトロイト”エボニー”ハウスの絶対的存在、MOODYMANNが主宰する名門[Mahogani Music]の新作アナウンスが届きました。

今回リリースされるのは、デトロイトを代表するヴォーカリストであり、ベースプレイヤーとしても有名なPAUL RANDOLPH。

1999年にリリースされたCARL CRAIGによるジャズ・プロジェクトINNERZONE ORCHESTRAによるTHE STYLISTICのカヴァー・シングル「People Make The world Go around」のVo.を務めたことで脚光を浴び、その後も、AMP FIDDLER、JAZZANOVA、OCTAVE ONE、AS ONEといった、世界中のプロデューサー達の作品に、歌、またはベースプレイヤーとして参加してきた、デトロイト指折りのプロデューサー。

伸びるようによく通る声、艶やかなファルセットが印象的で、ハウスはもちろん、ヒップホップ、ニュージャズ、ダブステップまで、どんなジャンルのトラックであっても、彼のVo.が加わるだけで作品の温かみが生まれ、トラックに真のソウルを注入することができる数少ないミュージシャンです。

“黒い”との形容に含まれる黒とは「単色ではなく、いろいろな色が混ざりあった末の黒」だと、以前、エレキングの野田努氏が表現していましたが、まさに、この[Mahogani Music]、そしてPAUL RANDOLPHの作品群は、その例え通り、多種多様な音楽性を内包した、挑発的なまでに"黒い”ソウル・ミュージックだと言えると思います。

今回の12インチは、来年にリリースが予定されているアルバム『IN THE COMPANY OF OTHERS』からの先行限定シングルで、盟友DJ DEZ aka ANDRES、そしてFURRY PHREAKS、LOVE FROM SAN FRANCISCO、PRESENCEなど多岐に渡る名義を使って90年代から傑作を多数リリースしてきたヴェテランハウス・プロデューサーCHARLES WEBSTERがリミックスにて華を添えています。

音楽は「ジャンル」ではなく「ソウル」だとお思いみなさん、是非ともPAUL RANDOLPHが本物であることをお確かめ頂きたいところです!

【11月中旬発売予定】
RANDOLPH / Not Gonna Let Remixes 

※MOODYMANN関連(特に[KDJ]や[Mahogani Music])は、通常の流通には乗らない為に、作品の確保が難しく、毎回、必ず、こちらのオーダー数よりもショート(少ない数)で入荷します。今回も同様のケースになることが予想されますので、確実に入手したい方は、出来るだけお早めにご予約することをオススメします。

2016/10/25

AACTOKYO pres. JEFF MILLS「The Trip」

ジェフ・ミルズのシネミックス最新作「The Trip」ジャパンプレミア公演、遂に情報解禁です。



アートフェスティバル『TodaysArt.jp』が『AACTOKYO (アークトーキョー: Advanced Art Conference Tokyo)』として進化し、手がける第一弾プロジェクト。

AACTOKYO オフィシャルサイト。
http://www.aactokyo.jp

JEFF MILLSが、近年、力を注いでいる、オールドS.Fムービーと音楽の融合"シネミックス"の最新作「The Trip」のジャパンプレミア公演、今回は、昨年行われ、世界的にも大きな話題を集めた「高野山1200年の光」のプロデュースを行った大阪の映像集団”COSMIC LAB”とコラボレーションによる、約1時間半に及ぶ映像体験作品です。

しかも場所は世界ベスト9にもランクインしたことがある、音響の素晴らしさが有名な浜離宮朝日ホールでの開催です。最高の音響と最高の映像でJEFF MILLSの作品を体験出来る貴重な機会です。


”COSMIC LAB” 高野山1200 年の光



JEFF MILLS 「The Trip」
日程:2016年11月18日 (金)
会場:浜離宮朝日ホール
時間:開場.18:30 / 開演.19:30 / 終演.22:00
料金:前売3,500円- / 当日4,000円- (全席自由)

構成/演出/出演:JEFF MILLS
映像共同演出:Cosmic Lab


詳細は下記のFacebookページにてご覧ください。
https://www.facebook.com/events/353842794990025/

また、上記、ジャパンプレミア公演のアフターパーティーも決定しました。同日、11月18日(金)に、東京、表参道VENTにてのオールナイトです。

詳細はこちらをどうぞ。
https://www.facebook.com/events/1331989146852699/


JEFF MILLS最新作「The Kill Zone」好評発売中です。
http://www.undergroundgallery.jp/index.php?main_page=product_info&products_id=48791



2016/10/24

MATTHEW HERBERT - 初期作品復刻-


MATTHEW HERBERTの功績が新しい世代に見直されています。

MATTHEW HERBERTといえば、ディスコ・ファンク・ソウル・ジャズなど、過去の作品から引用しアップデートさせる事が主流だったサンプリング・コラージュのシーンにて、自分の身近で聞こえる生活音を採取しパーツの一部として使用する手法を確立させた、パイオニアの一人。2000年には自身が決めたマニフェストPMCM(Personal Manifesto for the Composition of Music)にて、他者の作品からのサンプリング、アコースティック楽器サウンドの模写しないことを宣言する等、厳格な基準を自ら作り、そのサウンドを進化させてきました。

また、反グローバリゼーションの視点から、作品を通じて問題点を提起してきた事でも知られ、メジャーなポップミュージックのCDを叩き割る音、一頭の豚の誕生から食肉として食べられるまでの音、100枚のクレジットカードを切り刻む音、排泄から自慰行為まで人間が生活する上で生み出す音などを、サンプリングしリコンポジションするなど、常に、革新的に音楽を表現してきた無類のアーティストです。JEFF MILLS同様にエレクトロニック・ミュージックをアートの領域に持ち込んだプロデューサーの一人だと言えるかもしれません。




そのMATTHEW HERBERTの名が世に知れ渡ったのは通称「Partシリーズ」と呼ばれた1995年にスタートした12インチシリーズ。自身が主宰する[Phono]レーベルから発表されたこの作品群は、今では見かけることが多くなりましたが、当時は殆ど無かった、ブラウンの再生紙スリーブに、必要最低限の情報だけが記載されたラベル面というスタイルでリリースされました。

当時のテクノの主流はハード・アシッド・テクノ〜シカゴ・リバイバルが始まった辺り。ハウスの主流は”Body & Soul”に代表されるガラージ・ハウスとJUNIOR VASQUEZの”Sound Factory”でプレイされるようなハード・ハウスに二極化が始まった時期。そのどちらの文脈からでもないハウスを提示したのが「Partシリーズ」でした。

最小限の音数と展開で、ヒプノティックでありながらもなエモーションを内包した、そのオリジナル・スタイルのサウンドは、当時、他には無く、現在、ミニマル・ハウス・シーンのパイオニア・レーベルとしてリスペクトを集めている[Perlon]や[Playhouse]等へ大きな影響を与えたことは言うまでもありません。

シカゴ・ハウス / デトロイト・テクノをスタートと基準したダンスミュージックの周期が完全に一周し、新たなアップデートを模索している2016年、90年代のHERBERTの作品が再評価され、初期の名作群が次々と再発され始めてました。今回再発されたのは『Part One』(95年)収録の「See You On Monday」と『Part Two』(96年)収録の「Deeper」の2作品。

BASIC SOUL UNITやLINKWOODといった00年代以降に頭角を現した、おそらくHERBERT世代であろう実力派アーティスト達がアップデートしたリミックスも収録されていますが、やはり今、聴くべきはオリジナルではないでしょうか。エレクトロニック・ミュージック・シーンを振り返る上でも重要な作品です、是非、ご一聴ください!


HERBERT / See You On Monday
http://www.undergroundgallery.jp/index.php?main_page=product_info&products_id=48802


HERBERT / Deeper
http://www.undergroundgallery.jp/index.php?main_page=product_info&products_id=48927






2016/10/21

PORTER RICKS - Shadow Boat EP

2016年の終わりが近づいてきた10月末、大事件といえるニュースが飛び込んできました。ベルリン・ミニマルのレジェンド・ユニットPORTER RICKSが復活します。

[Basic Channel]への連鎖反応として1995年に設立されたミニマル・ダブのパイオニア的レーベル[Chain Reaction]から96年にデビューしたPORTER RICKS、1999年にリリースされたTECHNO ANIMALとのスプリット作品以来リリースが無く、解散したものだと思われていましたが、約17年振りの作品をベルリン[Tresor]から11月にリリースします。

BASIC CHANNLEが運営することでも知られ、ヨーロッパのダンスミュージック・ヴァイナルの制作には欠かせないマスタリング / カッティング・スタジオとして、世界中からオーダーがやまない事でも有名な”Dubplates & Mastering”で、カッティング・エンジニアとして活動していたANDY MELLWIGと、サウンドとヴィジュアルを融合させた、マルチメディア / オーディオヴィジュアル・アートの先駆け人THOMAS KONERという、指折りの猛者が手を組んだこのユニット、複雑なノイズを操った音響工作とウネリの効いた低音の音塊が特徴的なミニマル・サウンドが、当時、鋭いアンテナを持っていた耳の早いフリーク達から多大なリスペクトを集めました。



1999年以降、THOMAS KONERは自身のアートプロジェクトに関連するソロ作品をリリースし、ANDY MELLWIGは、SPACEMEN 3のPETE”SONIC BOOM"KEMBERを中心、MY BLOODY VALENTINEのKEVIN SHIELDS等も参加したプロジェクト、EXPERIMENTAL AUDIO RESEARCHで活動するものの、その後は一切、表舞台に出てきていませんでした。

そんな息を潜めるような近年の活動だっただけに、この復活作のニュースは、まさに大事件と言えると思います。

リアルタイムを知る往年の愛好家から、この作品でPORTER RICKSの存在を知った新世代のテクノ・ファンまで、これを聴かずに、2016年を終わらすことは許されない、と言わせて頂きたい圧巻のサウンドです。

ミニマルテクノがアートフォームであることを改めて証明した、レジェンドによる会心の復活作、是非、チェックしてみてください。

PORTER RICKS - Shadow Boat EP
http://www.undergroundgallery.jp/index.php?main_page=product_info&products_id=49231





2016/10/20

2016/10/20入荷情報


秋もだんだんと深まってきましたね。音楽が聴きたくなる季節です。そんな季節にぴったりの作品が入荷しました。

KLF「Chill Out」再び…ともいえる、大傑作、THE ORBのNewアルバム「COW / Chill Out, World!」入荷しました。破壊的な消費活動を続ける現代社会に対して「もっと穏やかにリラックスしろ」というメッセージが込められている作品で、サウンドはまさに2016年盤のKLF「Chill Out」。プレスリーは流れてこないですが、紛れもなくあの世界です。とはいえ、もちろん違いはあって、良くも悪くも現実逃避(トリップ)感のあるKLF「Chill Out」とは違い、現実感(オーガニック感)のある、広義な意味でのアンビエント・ミュージックとして楽しめる作品だと思います。

秋の夜長に窓でも空けて、虫の声をミックスしながら聴くのが乙かも。もしくは、車が行き交う都会の雑音をBGMにすれば、サウンドとのギャップがサイケデリックかもしれません。

間違いなく2016年を代表する作品です。CDで聴くのも良いけど、ヴァイナルのプチノイズ混じりが、より非現実感が演出されてオススメです。(CDもヴァイナルも入荷しています)galcidのアートワークも担当した、デザイナーズ・リパブリックによるミニマルなジャケットもクールです。とにかく美しい世界です。是非、ご一聴ください。

その他にも新譜だけで40作品以上のレコードが入荷しています。全てオンライン・ストアへアップしましたので、ゆっくり試聴してみてください。


ちなみに、明日も入荷があります。アムスからです。デトロイトのあの作品も入荷します。お楽しみに。


JEFF MILLS 『The Trip 』 -AACTOKYO-



昨年は東京、神戸、川崎で行われたアートフェスティバル『TodaysArt.jp』が『AACTOKYO (アークトーキョー: Advanced Art Conference Tokyo)』として生まれ変わり、第一弾プロジェクトとして、JEFF MILLSの最新シネミックス(無声映画と音楽をシンクロさせたアート)「THE TRIP」ワールドプレミアム上映が行われます。

詳細はこちらのFBページをチェック!

2016/10/19

MIKE DUNN PRESENTS MDIII / 88-90 Proto Acid Ep

クラシックと呼べる数多くの名作を生み出してきた、オリジナル・シカゴ・レジェンドMIKE DUNN、DJ PIERREと同じシカゴのゲットー地区イングルウッド出身のリアル・バッドボーイ。


シカゴのFM局”WBMX”の伝説のプログラム”Hot Mix 5”で様々な音楽を学び、RON HARDYの”Music Box”、FRANKIE KNUCKLESの”PowerPlant”での鮮烈なクラブ体験の洗礼を受け、18歳でDJを始めたという、80年代中盤から後半にデビューしたシカゴのプロデューサーなら誰もが通る「羨ましい体験」をリアルタイムで経験した正真正銘のレジェンド。

DJ PIERRE、ADONIS、STEVE POINDEXTER、ARMANDO、FARLEY JACKMASTER FUNK、TYREE、BAM BAM、LIL LOUISなど、同世代のオリジナル・アシッド・ハウス・プロデューサー達の中で、MIKE DUNNの作品は群を抜いて洗練されていました。

ある意味、てきとうに打ち込んだリズムと、プリセットのシークエンス音源を使用した作品すら大ヒットしていた時代、彼の作品は、計算してプログラムされたリズムとシークエンスから生み出されるミニマリズム溢れる(黒い)グルーヴと、ミックスの技術もあったのか、音(ヌケ)の良さも、当時の他の作品の比べると圧倒的に良いのもが多かったです。現在でもヨーロッパを中心に大きな影響を与えており、特にテクノ・ミニマル・シーンへの影響は図りきれないです。

そんなMIKE DUNNの楽曲をいくつか紹介したいと思います。

やはり、まずはこの曲から。未だにオリジナルがどの曲なのか諸説あることでも有名な「Video Crash」から引用されたお馴染みのフレーズに、コミカルなアシッドを絡めた彼の代表作。ちなみに僕がこの曲を知ったのは、94年に当時UNDERWORLDのメンバーだったDARREN EMERSONがBBCのラジオプログラム”Essential Mix”に出演した際のプレイ聴いた時でした。(youtubeにあるので、興味ある方はチェックしてみてください。)
MIKE DUNN - Magic Feet



BAM BAM主宰の[Westbrock]から87年にリリースされた事実上のデビュー作。本人によるスキャットと808のみで構成された、シンプルなトラックですが、今聴いてもゾクゾクする輝きを放っている傑作だと思います。
Mike Dunn - Dance You Mutha (Original Mutha)



ここからは、MD III名義の作品です。[D.J. International]のサブレーベルから88年に発表された「Face The Nation」に収録されていた曲で、TYREEのVo.と303の絡みが絶妙です。
MD III - Personal Problem



これは、2014年にUKの[Moreaboutmusic]([Paranoid London]というカルト的な人気のアシッド系サブレーベルを持つことでも知られます)からリリースされた、88-91年の間に制作れたという未発表作品。とにかくミニマルです。
MD III - Acid Feet



これは少し異質なのですが、94年に[Trax]から2枚組にてリリースされた「Da Track Dummies」に収録されていた曲で、アフターアワーズで聴きたいドラマチックなメロディーとシンプルなサックス・サンプルが印象的なメロウハウス。ウワ音はメロウですがリズムはタフなので熱くなれます。余談ですがこの2枚組は、この曲以外は…な内容です(笑)
MIKE DUNN Pres. THE TRACK DUMMIES - Late Night Sex



長々と書いてきましたが、そんな重要人物MIKE DUNNの未発表音源が、ロッテルダムの良心[Clone]からリリースされることになりました。シカゴのアーティストの未発表音源なんて、近年、流出しまくっているので、「またか…」とお思いの方も多いと思いますが、このお方の未発表曲だけは、無視しないでください。音を聴けば、紛れもないMIKE DUNN節で、痺れますよ!11月初旬のリリース予定です。

MIKE DUNN PRESENTS MDIII / 88-90 Proto Acid Ep
http://www.undergroundgallery.jp/index.php?main_page=product_info&products_id=49061




2016/10/18

EARTH TRAX X NEWBORN JR. / Sax & Flute



この数年のロンドンのクラブ・音楽シーンにて、圧倒的な存在感を放ち、世界中のシーンへ多大な影響を与えている[Rhythm Section International]レーベル。

2010年にスタートしたロンドンのライブストリーミングメディア”Boiler Room”のホストMCとしても活躍し、デザイナーとしての顔を持っている、リーズ出身のDJ、BRADLEY ZEROが主宰する人気レーベルです。

レーベルの由来となるのは、2009年から、サウスイーストロンドンで月二回行われている同名パーティー。ヘッドライナー(主役)や、厳格なタイムテーブルを設けずに、フロアのヴァイブレーションを優先したスタイルで、MAX GRAEF、ANDY HART、BEAUTIFUL SWIMMERS、CHAOS IN THE CBD、FANTASTIC MAN、K15、FRANKIE VALENTINE、JAY DANIEL、RICK WILHITEなど、錚々たるメンバー達が出演しており、今月のパーティーのゲストは、[Rainy City]主宰にして、CITY PEOPLE、20 BELOWとしてもオナジミのマンチェスター・シーンのレジェンドIRFAN RAINYだったようです。

ウェブサイトにパーティーのフライヤーがアーカイブされているので、チェックしてみてください。

https://rhythmsection.wordpress.com/artwork/

“クロスオーヴァー”という形式化したジャンルすらクロスオーヴァーする、どんなジャンルからもアクセス可能なサウンドが魅力で、ブラック・ミュージックを下敷きにした、ハウス、ブレイクビーツ、ヒップホップ、ソウル、テクノ等を、ロンドンらしい都会的な空気でブレンドした作風が特徴。GILLES PETERSONのワールドワイド・アワードを獲得したAL DOBSON Jr.「Rye Lane Versions」は、様々なDJ陣から支持を集めて、ボーダレスなヒットとなったことは皆さんもご存知だと思います。南ロンドンのペッカムが拠点ですが、DEGO周辺の西ロンドン・シーンとも連携しており、近年急成長した重要レーベルです。

その[Rhythm Section International]レーベルの最新作が昨日入荷しました。今回はポーランド出身ワルシャワ拠点のDJデュオPTAKIの片翼THE PHANTOM aka BARTOSZ KRUCZYNSKIとニューカマーNEWBORN JR.によるコラボ作。BARTOSZ KRUCZYNSKIといえば、ドイツはハンブルク屈指の掘り師BASSOが運営する[Growing Bin]からアルバムをリリースしたばかりの気鋭。この繋がりも見逃せません。

[Growing Bin]といえば、世界中のディープ・ディガー達の貴重な情報源の一つでもあるこのブログは要チェックです。
http://thegrowingbin.blogspot.jp

ちなみにFacebookはこちら。
https://www.facebook.com/growingbin/

[Growing Bin]からの作風でもあったアンビエント・ニューエイジ的な空気感を、ハウスのフォーマットで再現したかのようなサウンドで、今後[Rhythm Section International]レーベルの代表作として語られる可能性を秘めた傑作だと思います。是非、チェックしてみてください。

EARTH TRAX X NEWBORN JR. / Sax & Flute

http://www.undergroundgallery.jp/index.php?main_page=product_info&products_id=48884




2016/10/16

313ONELOVE

ベルリンのフォトグラファー Marie Staggatが制作した、デトロイトという街、音楽、そしてミュージシャンにフォーカスした写真集 ”313ONELOVE”、近日、取り扱いを開始します。

全320ページ、170枚以上の素晴らしい写真と、総勢120名以上に及ぶデトロイトを代表するプロデューサー/DJ達のインタビューにて構成された濃厚な内容となってます。ご期待ください。






2016/10/12

MOODYMANN / Mahogany Brown


近日再発予定で、大きな反響と沢山の予約を頂いている、MOODYMANNの2ndアルバム「Mahogany Brown」の再発盤、今月中には入荷する予定です。

無駄な曲がなく、アルバム全体を流れで聴いても、起承転結のストーリーを感じることが出来る作品なので、曲単位で紹介するのは野暮なのかもしれませんが、個人的にアルバムの軸になっていると感じた楽曲をいくつかご紹介します。


まずは、アルバムのハイライトであり、唯一、片面をフルに使って収録された10分超えの長編トラック「Black Sunday」から。トラックはミニマルでヒプノティック、コラージュされたゴスペルが徐々に熱を帯びていく、ある意味、神事や祭事同様のトランス感が表現された、真の意味でソウルフルなブラックハウスです。他では聴いたことがない、唯一無二の作品だと思います。
MOODYMANN - Black Sunday



次は「Joy Pt III」。この曲は、MOODYMANNの代表作でもある3部作「Joy」のパート3にあたる曲で(パート1はKDJ 5、パート2はKDJ12)、KDJを始めデトロイト・ハウス作品は欠かせなかったヴォーカリスト兼サックスプレイヤーNorma Jean Bellが全面に参加した、美しく情緒豊かなデトロイトハウスの金字塔と呼べる作品です。
MOODYMANN - Joy Pt III



最後に紹介するのは、アルバムのタイトル曲でもあり、MOODYMANNを象徴する一曲といっても過言ではない「Mahogany Brown」。KDJ18番として12インチ・リリースされた「Black Mahogani」のエディットともいえる楽曲で、Walter Murphy「Afternoon of a Faun」をテンポアップし、中盤のエレピ・フレーズを繋ぎ直した、ジャズ・ファンク・ハウスの名作です。今でもフロアで聴くことが多い作品でもあります。
Moodymann - Mahogany Brown


冒頭でも書きましたが、収録曲の全てに大きな力を持っているので、他にも紹介したい曲があるんですが、続きはアルバムを購入してからお楽しみください。サンプリング・コラージュ時代のMOODYMANNの代表作、この先、何十年も聴ける作品です。是非、手にとってみてください。

【ご予約受付中】
MOODYMANN / Mahogany Brown [Peacefrog / PF074 /2LP)
http://www.undergroundgallery.jp/index.php?main_page=product_info&products_id=48923

2016/10/11

SHINICHI ATOBE / Rebuild Mix 1.2.3

SHINICHI ATOBEというアーティストをご存知でしょうか。

90年代後半から00年代前半に、テクノの一番ディープな階層を掘り下げていたフリークの皆さんなら、名前だけでテンションが上がる方も多いと思います。

2001年、”ミニマル・ダブ”というタームが出来上がる遥か以前、BASIC CHANNELのサブレーベル[Chain Reaction]からリリースされた1枚の12インチ「Ship-Scope」を残したまま、一切、表舞台に姿を表わすことなく、謎のプロデューサーとして、世界的にカルトな支持を集めていた日本人アーティスト。そもそも、あの時代に[Chain Reaction]から日
本人アーティストが作品をリリースする難易度は、今の時代には考えられないハードルの高さでした。



近年、ヨーロッパのコアなフリーク達の再評価で久々に表舞台に登場したSHINICHI ATOBE、今回の新作は、テクノ・ファンはもちろん、アンビエント / ニューエイジ、バレアリック・ファンまで手にとって頂きたい絶品に仕上がっています。是非、手にとってみてください!

【予約】SHINICHI ATOBE / Rebuild Mix 1.2.3
http://www.undergroundgallery.jp/index.php?main_page=product_info&products_id=49017


2016/10/07

Lost Archives Special - Indigo Aera

【 UG独占販売![Indigo Aera]5周年記念ボックス・セット!】




VINCE WATSON、KIRK DEGIORGIO、STEPHEN BROWN、MARK WILLIAMS、SKUDGE、DIFFERENT WORLDなど、デトロイト・テクノにインフルエンスされたヨーロッパの実力派アーティスト達がリリースを連ねてきたオランダの重要レーベル[Indigo Aera]が、レーベル設立5周辺を記念した5枚組コンピレーション・アルバムをリリース。

オランダのSTERACやJORIS VOORN、ドイツからはDON WILLIAMS、スコットランドSTEPHEN BROWNといった、デトロイティシュ・テクノベテラン名手達の未発表音源18作品を収録。これまでのレーベル作品のアートワークをまとめた150ページにも及ぶブックレット付きの豪華仕様です。

UGとオランダの"Delsin shop"のみの販売です。日本への配給枚数(極僅かです)に限りがありますので、ご予約先着順での販売とさせて頂きます。

V,A - Lost Archives Special [Indigo Aera / 5x12Ltd+Box+Book]
http://www.undergroundgallery.jp/index.php?main_page=product_info&products_id=48905

2016/09/14

The Exaltics

2015年辺りからジワジワと支持層を広げているエレクトロ。その屋台骨的な重要アーティストThe Exalticsのポッドキャストが公開されています。

ミニマル界隈でのブーム云々以前に、世界中には根強い支持者が存在しているエレクトロですが、どうも日本では人気が出ないところでもあります。音源も持っているけれど、UGではオナジミのDrexciyaや、片割れの故James StinsonのプロジェクトThe Other People Place、ニュー・アルバムも待たれるConvextion (E.R.P.)あたりで止まっている方も多いのでは?と思います。

UGでも好評頂いたE.R.P.の近作(現在リプレス中)「Ancient Light (Hubble Telescope Series Vol. II)」をリリースしていた、[Solar One Music]のオーナーThe Exalticsのポッドキャストは、ディープなエレクトロの世界への入り口としても最適な内容なので、ぜひここをキッカケに、色々なレーベル、アーティストの作品もチェックしてみてください。

ちなみに[Solar One Music]からは、デトロイトの重鎮Heinrich MuellerとThe ExalticsのプロジェクトProject STS-31のリリースも間もなく到着予定です。お楽しみに。

最後に、少しUGの在庫からオススメのエレクトロ作品をピックアップしてみました。個人的には、[Delsin]諸作でオナジミのConforce変名Versalifeや、注目株Jeremiah R.あたりがデトロイト・ファンにも聴きやすくオススメです。

もちろん、本家デトロイト・エレクトロKeroの主催する[Detroit Underground]からの先行12インチも話題、神戸troopcafeでのライブも凄まじかったgalcidの作品もエレクトロ視点でチェックしてみてください!

galcid "Hertz EP" & "Hertz (The Album)"
http://bit.ly/2c4ai2e

E.R.P. "Ancient Light"
http://bit.ly/2c2NUDA

JEREMIAH R "Interstellar"
http://bit.ly/2cIqfdh

JEREMIAH R "Echoes From The Dark Ocean"
http://bit.ly/2bYneWe

VERSALIFE "Singularity Ep"
http://bit.ly/2bYlPic

本家本元もお忘れなく!
L.A.M. "Balance Of Terror"
http://bit.ly/2catQhA

DREXCIYA "Neptune's Lair"
http://bit.ly/2cItqkV

The Exalticsインタビュー on RA
https://jp.residentadvisor.net/podcast-episode.aspx?id=536&comments=1


2016/09/09

Hardware-Session「マシーン・トラックのススメ」


#909day にローランドが往年のリズムマシンTR-909 / TB-303 / VP-330を忠実に再現し小型化したハードウェアを発表し世界的に話題を集め、1st.アルバム『Hertz』がリリースされたgalcidへの注目に象徴されるように、近年ハードウェアを使った制作・パフォーマンスに改めて注目が高まっています。

2000年以降、ソフトウェアで制作された作品が主流となってこともあり、アナログ実機ならではの不安定さが、逆に有機的に感じ、暖かみのあるサウンドして捉えられるようになりました。

特にこの数年、N.Yブルックリンを中心に世界的に猛威を振っている「ロウハウス」と言われるサウンドがその象徴だと言えると思います。ソフトウェアで制作されデジタルマスタリング後、データ配信される昨今の音楽シーンへのアンチテーゼ的意味も込められているのかもしれませんが、ハードウェアで制作されたヴァイナル作品の多さに目を見張ります。

ハードウェアを使用することにより発生する様々なノイズすら、サウンドの一部として捉えるようになり(ヴァイナルのプチノイズ同様ですね)それが、アーティスト個性へと繋がっているように感じます。

ライブ・パフォーマンスでのインパクトも圧倒的にハードウェアの方が面白く「機械」をプログラミングするというよりも「楽器」を演奏するという感覚に近いのかもしれません。
“FACTmagazine”の人気企画で、10分間で楽曲を制作する『Against The Clock』のムービーでも、ハードウエアを使用したものが目立ちますね。
 http://www.factmag.com/tag/against-the-clock/

そんなわけで、今回は、ハードウエア・セッションにて制作された作品を「マシーン・トラックのススメ」と題して、ピックアップしてみました。

古くは80年代のシカゴ・デトロイトのレジェンド・トラックから、ブルックリン[L.I.E.S]やロッテルダム[Clone]辺りがフックアップしている新世代アクトまで、TR-909、TR-808、TB-303、TR-606といった実機を使用をしたマシーン・トラックのオススメ作品です。

こちらのリンクからチェックしてみてください。
http://www.undergroundgallery.jp/index.php?main_page=advanced_search_result&search_in_description=1&keyword=HardwareSession&search_in=description

2016/09/01

MINIMAL NOT MINIMAL



「MINIMAL NOT MINIMAL」と題し、ミニマル・ハウス/テクノとその周辺、またはそれ以外?をセレクトした40タイトルのご紹介です。

UGのオンライン・ショップ上ではざっくりと"テクノ"、"ハウス"、またはその他に分散されている、いわゆる"ミニマル・ハウス/テクノ"と呼ばれるタームとその周辺から、DJとしての個人的観点からのオススメや、要注目のタイトルを纏めてみました。UGにミニマルなイメージはあまり無いかもしれませんが、こうして改めてチェックしていくと、当店にも結構な数のタイトルが入荷しています。

来日プレイも話題となったBINHやNICOLAS LUTZ、ANDREW JAMES GUSTAV、GWENANといったハード・ディガー達のプレイによって、かつて日本では100円のエサ箱に埋もれていたようなマイナー・テクノやエレクトロが、気付けばあっという間にプレミア化している2016年。新譜そっちのけで旧譜ばかりを掘ったり、改めて自分のレコード棚に眠っている90'sテクノのB面をひたすらに聴き返したりしている方も多いかと思いますが、彼らディガーのプレイがキッカケで再発が実現した名盤や、当時のアーティストの復帰作ももちろん、20代の若き次世代が活発にリリースしている各種新譜のチェックもお忘れなく!20年後に皆が血眼で探すであろうフューチャー・クラシックは、今まさにリリースされている訳ですから。

ここでご紹介する作品は、高水準を維持し続けるミニマル・ハウスの重鎮アーティストに名門レーベル、著名クラシックは言わずもがな、新たな流れを生み出している新世代、現在のミニマルを取り巻くトレンドのひとつでもあるエレクトロから、あの頃は日本で全然売れなかった苦い思い出も共に蘇る(笑)、再評価著しいデトロイト影響下のピュア・テック・ハウスの再発盤までを厳選、ピック・アップしたものです(結果、僕が実際に購入したもの、欲しいものを集めたリストになってしまいました)。

挙げていくと本当にキリがなくなるので、僕なりの"ハウス"な切り口での作品紹介は、また次の機会に。

もちろん「これミニマルじゃないよ!」っていうレコードも少なからず混ざっているかと思いますが、是非この機会にそれら「?」なレコードもお試しを!

http://www.undergroundgallery.jp/index.php?main_page=advanced_search_result&search_in_description=1&keyword=MINIMAL_NOT_MINIMAL&search_in=all