2010/11/29

映画のツボ


おウチ大好きIN DOORな私は、よく映画(と言っても、DVDやBCが多いですが)を観ます。
一度観たのを忘れて、また借りてしまうなんてことも多々あり、本気で心配になる時も・・・。

今年の3月7日に行われた第82回アカデミー賞で、めでたく最優秀長編アニメ賞に選ばれたカールじいさんの空飛ぶ家昨日、やっと観ました。
ず〜っと観たかったんですが、なかなか"その気"になれず。
宣伝だけで泣きそうになってたが、やはり泣けました。

子供の頃から仲良しだったおばあさんに先立たれ、ひとりぼっちになってしまったおじいさんが、おばあさんの夢を果たすべく、旅に出るお話。
お父さんとの楽しい思い出を持つ男の子や、自分の帰りを待つ子供を想う親鳥など、おじいさんだけじゃなく、あったかい気持ちにさせられます。(まぁ、それがディズニー映画なんでしょうけど。)

最近観たアニメーションでは「つみきの家」もよかったですよ。
これまた、おばあさんに先立たれ、ひとりぼっちになってしまったおじいさんの話です。
水面が上昇するたびに家のうえに家を建て、積み木のような家に住んでいるおじいさん。ある日、家を建ててる途中で、パイプを海中へと落としてしまい、拾うために彼はダイビングスーツを着込んで海の中へと潜っていく。その内にかつて暮らしていた家族との思い出を回想していくという、せつな〜いお話。
最近、よく子供の頃を思い出す。そのせいか、この映画は切なすぎて....

ど〜も私、夫婦ネタ、親子ネタ、家族ネタに弱いようです。
これが『ツボ』ってヤツでしょうか?
古くは「コクーン」から、「リトル・ダンサー」なんてのも。
山田洋次監督の「息子」なんて、ほんまに もぉ... たまりません。
と言うより、山田洋次監督作品はどれも『ツボ』ですけどね。

山田洋次監督作品と言えば、今日11月29日はフーてんの寅さんこと、車寅次郎さんの誕生日(のはず?)。
お誕生日おめでとう、寅さん!!!

それでは、今日はこのへんで、
知ってるようで知らない寅さんの歌とともに、お別れいたしましょう。

(セリフ)
私生まれも育ちも 葛飾柴又です
帝釈天でうぶ湯を使い
姓は車 名は寅次郎
人呼んで フーテンの寅と発します

俺がいたんじゃ お嫁にゃ行けぬ
わかっちゃいるんだ 妹よ
いつかおまえの 喜ぶような
偉い兄貴になりたくて
奮闘努力の甲斐もなく
今日も涙の 今日も涙の 
日が落ちる 日が落ちる

ドブに落ちても 根のあるヤツは
いつかは蓮の 花と咲く
意地は張っても 心の中じゃ
泣いているんだ 兄さんは
目方で男が 売れるなら
こんな苦労も こんな苦労も
かけまいに かけまいに

男とゆうもの つらいもの
顔で笑って 顔で笑って
腹で泣く 腹で泣く

(セリフ)
とかく 西に行きましても
東に行きましても
土地土地の お兄貴さん お姐さんに
ごやっかいかけがちなる若造です
以後 見苦しき体面
お見知りおかれまして
今日こう万端ひきたって
よろしく おたの申します

では、また来週....
Rでした。

2010/11/27

いろんな出あい

寒い。日に日に寒くなっていきますね。
冷え性の私は冬が近づくと危機感を感じます。
寒くなると南国や沖縄に行きたくなります。
沖縄は何度か行ったことはあるけれど、いつ行っても良いところ。

沖縄は琉球風水に基づいた癒しの島で、独自の思想や
文化を持っていて、パワースポットがいっぱい!
自然崇拝が信仰の中心になっていて、神社のような特別な
場所ではなく、自然の中に祈りの場所や神秘を見出すという思想が
人々の心に根付いていることも大きく関係しているんで しょうね。
沖縄の人にとって海や山などの自然、集落や拝所など、
いたる所がヒーリングスポット。
首里城をはじめ、沖縄の村はすべて琉球風水に基づいて
造られたものだそうです。歴史背景を考えれば沖縄全体に
神秘のパワーが宿っていることも不思議ではないですよね。
中でも特にスピリチュアルなパワーが強いとされるのが
首里城、金城町の石畳、名護のひんぷんガジュマル、
万座毛の珊瑚の断崖などだそうです。

ご存知の方も多いと思いますが、
万座毛の断崖は吸い込まれそうなほどの絶景。
とても暑い日でも涼しく感じられるほどで、
とにかく美しくて、すがすがしい気持ちになります。



パワースポットでは、素足になったり手で触れたりしながら
直に自然のパワーを感じることが大切なんじゃないかなって
思います。
そしておもいっっきり深呼吸!
気持ち良すぎ~~~~~~

自分にとってのパワースポットは無理に見つけるものではなく、
ふと足が向くもの。
また何かのきっかけでパワースポットにたくさん出あえたらいいな
と思う今日このごろです。

Yuu

2010/11/24

Artwork 2

寒さが身にしみる季節になってきました。
まだまだ冬はこれからですが、今からあったかグッズを購入して冬に備えています。
ただし、どんなに外が寒かろうが、海外からレコードが届く入荷日のUGオフィスは夏のよう...
汗をかきながら、みなさまの元へいち早くお届け出来るよう、フル稼働です!

それでは、今週入荷した作品のご紹介。といっても、アートワークをピックアップしてお届けします。

まずは、超話題作のこちらから。



ロゴを見ただけで、もうみなさん反応してしまうのではないでしょうか?
TRANSMATの"T"と"True"の意味が込められているという、"T"の文字。
近づいてみると、そのロゴ部分がカッティングされています!
リリース前のジャケットデザインを見て、プリントされたアートワークを勝手に想像していたので、嬉しい驚きでした。




続きまして、同様に文字部分がカッティングされている作品です。
こちらはバックカタログですが、人気シリーズで何度も再入荷中!



西暦が一番したにカッティングされたジャケットは、シリーズ化されています。
毎作変わるカラーリングや隙間からのぞく中のデザインに注目です。
全部は見えないこの感じがさらに気になっちゃいます。
もうすぐ、"2011"バージョンがお目見えですね!!



それでは、明日、木曜日もビッグタイトルが多数入荷予定ですので、お楽しみに!

では、また来週... M

2010/11/23

レコメン2

最近、納豆が美味しくて毎日欠かさず食べてまして、体のコンディションもすこぶる快調。普段当たり前のように食べてる納豆ですが、一番最初に豆を腐らして(発酵させて)食べたチャレンジャーって誰なんやろ? その最初に食べた人からすれば 未知の物体やろし、見た目、臭いともに、普通は食べようとは思いませんよね(汗)。。。発見して口に入れた人変態やな~すごいな~と思ってて、ふと調べてみるとこんな話が。


平安時代の武将「源義家」が東北地方に出兵した時、腐ってしまった馬の餌の煮豆を兵士が捨てているのを見て、もったいないと思いはったんでしょうか? (っていうか腐ってる(発酵)し、それ以前に馬の餌やがな。。。)食べてみたら「イケルやん!!」となり家来に研究を命じたのが糸引き納豆の始まりで、江戸時代あたりには納豆売りが登場。庶民にも販売されるようになり、ご飯、味噌汁、納豆、漬物という朝ごはんが定着したらしいです。

自分の中で源義家さん株急上昇!! 先週紹介したKING TUBBYやクール・ハークと並びました笑納豆もDUBもHIPHOPも一緒やなーと変に納得しながら今宵もおかめ納豆をこねくり回すのでありました。

さて、本日ご紹介するのはYOUTUBEの素材をマッシュアップして新しい音楽を生み出すKUTIMAN。1年程前に話題になってたのでご存知の方も多いかもしれませんが、最近新しい作品がUPされていたのでご紹介します。

相変わらずセンス抜群です。


2010/11/22

ストレス解消法


皆さん、こんにちは。
経理部長 兼 アパレル/アート担当の %&’<&$%” です。
私は、生まれも育ち(22~23歳まで)も大阪。両親ともに大阪人。正真正銘 生粋の浪速っ子です。

当然、子供の頃は「吉本新喜劇」を見て育ち、私にとって『笑い』はなくてならないモノです。モテる男子の条件には「面白い」っていうのが必須。"間"の良さでその人のすべてが決まると言っても過言ではない。


そんな私が今はまっているモノが『落語』です。


桂米朝師匠や、枝雀師匠の上方落語はもちろんですが、私のお気に入りは 立川志の輔さんと柳家喬太郎さん。

"間"がサイコ~に素晴らしい!そして、なにより「まくら」(落語に入る前の小話)がめちゃくちゃ面白い!


立川志の輔さんは談志師匠の弟子。大学の頃には、三宅裕司(劇団SETの座長)、渡辺 正行(コント赤信号のリーダー)と落研で、腕を磨いていたとか。自作落語も有名で、映画にもなった「歓喜の歌」をはじめ、笑いあり涙ありの作品が多く、毎回 映画を観ているような落語です。

古典落語ですが「中村仲蔵」というお題目は、本当に感動します。多くの方が演じておられますが、志の輔落語が最高に素晴らしいと思います。映像がなく、お見せ出来ないのが残念です。機会があればぜひ観ていただきたい!


それと、柳家喬太郎さん。

何が面白いか? 百聞は一見にしかず。早速、観ていただきましょう。



続きが気になる方は、ご自由にどうぞ!


先日の11月16日に行われた新人演芸大賞・落語部門、でめでたく大賞を穫られたのは、春風亭一之輔「初天神」でした。

新人演芸だけあって、やっぱり"間"が・・・っていう感じでしたが、高校の学園祭を思い出しました。キミちゃんて言う子が「平林」ていうお題目の落語をしてたんですが、まったく笑いとは遠いかんじの子だったので、ビックリしたものの、お話が面白くて、今でも覚えているくらいです。「たいらばやしか、ひらりんか・・・」


今まで興味がなかった方は、だまされたと思って(関西人がよく言うセリフらしい)一度観てみてください。日本語の素晴らしさ、笑いの奥深さに感動します。

それでは、最後に一席、お付き合い願いたいと思います。
えっ?何?どこまでつき合わせんだって? 
よせ(寄席)ばヨカッタ!

おあとが宜しいようで....

Rでした。

2010/11/20

いろんな発見

休日に淡路島の「田舎暮らし大学」っていう施設に遊びに行ってきました。
パフォーマーの友達がここのイベントの出演にほぼ毎月呼ばれてて、
立派なコテージに泊まれるということで、便乗したんですが、
むちゃくちゃいいところでした~。



テレビはムチャでっかい液晶、和室にもそのテレビにWii付き、
浴室にジェットバス付き、ベランダにはBBQ用のテーブル付き、
ふっかふかのダブルベッド二つ、...etc かんぺき。
田舎暮らしに「?」も付きましたよ。
そもそもこの施設は老後のいろんな暮らし方を提案するところだそうで。
なるほど、便利なわけです。


施設本館テラスからの景色も最高でした。
夕日がゾウさんで隠れてるっぽく写ってますでしょ?

以前、田舎暮らしを始めた友人が、田舎ってのんびり、
ゆったり暇そうなイメージが強いやろうけど結構忙しいんよー、
って言ってました。
夏は雑草刈り、冬の薪ストーブ用の薪割り、畑仕事、
パン作りに保存食作りと日々せっせと働いて、
夜はぐーーーっすり眠る、といった生活。
そんな忙しい中でも趣味が増えたりして、
エンジョイですねー。いい感じですねー。
その趣味の一つに藍染めがあり、
おもしろさをゴリ押ししてくれたのもあって
徳島県で藍染め体験をしたことがあるんです。
その名も藍の館。響きがヤバイ。
漬け込む感触が気持ち良くて、おもしろかったですよ~。
いろんな柄ができるんです!びっくり。絞りの模様の本とかがあって
その中から好きな柄を選ぶのだけど、波みたいなものとか豆絞りとか
単純なものもあるし、複雑なものもある、単純な柄でも
やってみると根気がいるし、手を抜くとすぐわかる。
複雑なのは数学的な頭を使うそうで、私には向いてなさそう。。。
何もない白い布にどうやったら思い描く柄ができるのか、
想像しながら、知恵をしぼってできる
絞り染めの美しさと手法の素晴らしさに感激しました。
ビバ日本伝統文化!

その友人はかなりのスローライフを送っていて、
その姿を見るとちょっと心打たれるものがあります。
一緒に山を歩けばさりげなく「これは茜」とか教えてくれるし、
葉っぱ一つの色や模様を見ては
「見て、これ綺麗、この色はなかなか出ない」
とか言ってみたり。繊細な感性の持ち主。
きっと昔の人はこんな風に自然の中にある美しさや神秘を
今より間近に感じていて、それを絵や音や染め物やいろんな形で
表現していたのだろうな、と その子の姿を通して感じました。

確かに最近自分のまわりに生きているものや
植物をじっくり見てたりすると、「この果物なんでこんなピンク色?」
とか、ムカデの嘘みたいに水色の足なんか、
これが自ずと存在することに驚いてしまいます。
それまでは色でも形でも人が作ったものを見ていたのだけれど、
自然の中にある色や形をじっくり見ていると、今まで見ていたものは
自然界の模倣だったんかなあとか考えたり。
人間が作ったものが自分の世界の中心だったのが、
逆に自然の中に存在するものがあって、
その中に私たちの世界が造られているという感覚。。。
おおげさだけど、レボリューションです。
一寸の虫にも五分の魂。
こんな発見をさせてくれたムカデさんにも感謝でっせ~。



Yuu

2010/11/18

オッホン!

読書週間では、漫画ばかりを紹介しておりました、YOHEYでございます。
と、申しましても、一方的に皆さんに漫画を紹介しておりましたので、
自身の紹介が出来ておりませんでした。
この機会に、blogをご覧の皆様に自己紹介をさせていただきます。
どうぞ、お付き合いくださいませ。(三つ指立ててペコリ)


と言うものの、どこから話せばよいのやらと考えてしまうんですが。。。

まず見た目、ポッチャリしてます。まぁ、よく食べよく呑みますので。
それと、足のサイズが大きいのが少し悩みで、基本的に29.5cmの靴を履いてます。
時に30cmを超えます。ほんと無いです。靴が。
靴屋で気に入った靴のサイズの有無を聞くと、

「そちらの商品、28cm以上は企画外でして。」
と、お湯を入れたカップラーメンのフタが、
目を離した隙に開いているぐらいの高確率で言われます。

やかましいわ!と、企画した奴呼ばんかい!と、
もっとしっかり閉まるフタ作らんかい!と、
言いたい気持ちを抑え、西日本一だと称される愛想笑いで
店を出るパターンにも慣れ始めた28歳です。



そんな僕にも、おかげさまで可愛い子供が産まれまして。
元気な男の子で、名前は陽向「ひなた」と付けました。
6ヶ月目を迎えましが、案の定、やっぱりデカいです。
















巷では、「イクメン」と呼ばれる、育児が出来るイケメンが人気です。
僕も、そこ、狙ってますんで。はい。(キッパリ)
だって、子供を抱っこする時は、キリッと二重まぶたですし、
子供の着替えをしてる時なんか、勝手にシャツの襟が立つようになりました。

え?  ちがう?

ですね。 ・・・はい。 そうですね。

とりあえず、一人でオムツを変えれるように、頑張ります。
ほんと頑張ります。


ポッチャリとした、靴のサイズとカップラーメンのフタに悩み、
未だ一人でオムツを変えれず、「イクメン」に憧れる僕ですが、
皆さん、よろしくお願いいたしますです。はい。


そんな僕は、underground galleryで、主に通販業務をしており、
今、ご覧の皆様にお届けしている商品の発送などを担当しています。
普段、顔の見えない所で皆さんと接してますので、皆さんのご意見やご希望を
お聞きする機会がなかなか無く、こうして一方的になってしまいますが、
いつもご利用してくれる皆さんが、気持ちよく、スムーズに商品をお受け取りできますよう
これからも、頑張ってまいります!


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

YOHEY

2010/11/17

Artwork

毎週入荷してくる数々のレコードの音については、オンラインショップや入荷情報をお知らせしてるもう一つのBlogTwitterでたっ〜ぷりとご紹介していますので、ここではそのジャケットのアートワークに注目してご紹介します!

今週入荷の新作の中から、2作品をピックアップ、ズームアップしました。

まずは、こちら...



URのINTERSTELLAR FUGITIVESのアートワークでもお馴染みの、Abdul Haqqが手がけた作品。
葉っぱの葉脈に電子回路のシルエットが重なっています。


お次ぎはこちら...

VHS HEAD - Trademark Ribbons Of Gold (Skam /2LP)



真ん中に、点字のシールが貼られています。

どんな言葉が隠されているかは、ここでは秘密にしておきます...

気になる方は調べてみてください。



アートワークだけでも作品として面白いものやクオリティー高いものが沢山あります。

その中から気になったものをこれからもご紹介していきたいと思います。


来週はどんな作品が届くのか、今から待ち遠しい... M

2010/11/16

レコメン

読書週間から引き続いてBLOGを書いていこうということで、UG神戸事務所のスタッフが日替わりでこれからも更新していきますのでよろしくお願いします!!


ということで火曜日のblog担当になりましたJです。何書くか迷ってたんですが、ランダムにお家のレコ棚からお気に入りの1枚をPICK UPしていこうかなと思います。最初の1枚はコレ。



Dub Gone 2 Crazy

King Tubby


実は僕が生まれて初めて買った非常に思ひで深~いレコードです。クラブに遊びに行き始めた時によく行っていたのが地元のROOTS REGGAE、DUBのパーティーで、そこで見事にDUBの洗礼をバチコーン!! と受けた訳であります。大音量のサウンドシステムから唸るベースで内蔵揺れてるし、エコーで飛んで行くスネアやボーカルと共に意識がどこかへ飛ばされちゃいそうになるし、独特の煙たさと、そこに集まる人達の熱気とVIBES、そりゃもう衝撃的な経験でした。隣にいたいかついドレッドの兄ちゃんが「DUBやったらKING TUBBYってのがええよ」と教えてくれて、早速翌日に友達とアメ村まで繰り出してレコードを買いに行った(ターンテーブルも持ってないのに)のを今でも鮮明に覚えてます。JELLY BEANS RECORDっていうマンションの一室にあったレコ屋で見つけたんですが、初めてで試聴の仕方も分からんし、緊張して変な汗かくわで(笑)結局そのままレジまでドキドキしながら持って行って買った甘酸っぱい記憶が。。。


これはBLOOD & FIREという再発レーベルからの作品でKing Tubbyとその弟子のPrince Jammyのミックス集的な名曲揃いのアルバムでDUB初心者だった自分にもバッチコイな1枚でした。後にこのKING TUBBYこそが「録音物を素材として加工することにより、新たな音楽を創り出す」DUBという過激でクリエイティブな手法を生み出したオリジネーターで、そのDUBが現在の様々な音楽に影響を与えていることを知り、ますますこの音楽にのめり込んで行くのでありました。ジャンルなんて関係ない、全て元を辿れば1つなんだという思いで色んな音楽を聞くきっかけにもなったのです。自分のルーツでもあり、様々なダンスミュージックのルーツでもあるDUB。出会えて本当に良かったなぁと思える大切な1枚です。

そういえばKING TUBBYの7インチのBOXセットが最近入荷してましたね。うぅ、欲しいっす。。。


デフラグで石井志津男さんがKING TUBYについて話してました。

http://mediadefrag.jp/people/kingtubby/


DUB CLASSIC!!




2010/11/08

読書週間:14日目


 読書週間の特別企画、最終回を任されましたe_cです。しかし、うちのスタッフは結局マンガしか読んでないのかよ...というような企画でしたが、最後まで御覧くださり有難うございました。

 スタッフの本棚を紹介ということなのですが、実を言うと、今、僕の部屋の本棚の前には吊るされた自転車が2台あり、その前には室内で自転車のトレーニングをする為のローラー台という機材があるため、簡単に本棚の本に手が届かない状況だったりします...。ですので、今回も枕元にある数冊の本の中からのピックアップとなるので、多少、ジャンルに偏りがあったりしますが、ご了承下さい(笑)



 今回はインターネットの世界から頭角を表わしてきた、若手の経済評論家の三橋貴明の「日本の未来、ほんとは明るい!」という本をご紹介します。


「悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである。
    およそ成り行きに任せる人間は気分が滅入りがちなものだ」


 フランスの思想家アラン・コーナーが書いた「幸福論」という哲学書の一文です。
 他の先進国と比べて、日本ほど、犯罪率が低く、経済的に豊かで、物作りの技術にたけ、サービスの質が高く、歴史的文化価値のある国は、世界中探してもどこにもありません。あれほど過密ダイヤの新幹線は、ほぼ時間通りにやってくるし、水道水をそのまま飲むことが出来る、天災などで大きな被害を受けた中で、略奪行為が起きることもなく、落とした財布が戻ってくることもある、こんな国は日本だけなんです。これほど規律や道徳が行きとどき、しかも経済的に豊かなのに、日本中に「悲観主義」が充満しているように感じます。その理由は教育とマスメディアの影響が大きい思っています。
 日本のマスメディアは悲観的な言葉を並べ不安を煽り、あたかも「日本が破綻する」という結論ありきの論調を繰り返し世論誘導している事は、インターネットの世界では常識として知られた事となってきました。


よ〜く見てください。左のグラフの数字の幅、不自然でしょう?これは直接「破綻論」とは関係の無い内容ですが、このようなトリックは日常茶飯事です。この程度のものならまだかわいいもので、古くは「椿事件」に始まり、最近ではNHKの「JAPANデビュー」での偏向報道など、特定の思想に誘導する印象操作が行われており、大きな問題となっています。
 この本は日本の「良い部分」「強い部分」は殆ど伝えずに「悪い部分」「弱い部分」のみを誇張し、数字の一部だけを切り取るなどのトリックを使って視聴者を誘導してきた、マスメディアの「根拠の無い破綻論」を一蹴する「子供でも理解出来きる」日本経済の入門書です。
 「治安悪化」「少子化」「国の借金」「格差社会」「食料自給率の低さ」など、マスコミがここ10年ほどで不安を煽ってきた、上記のような問題を、正確な数字を使い、判りやすく「嘘」であることが説明すると同時に、逆にそのアドバンテージを提示、「国家のグランドデザイン」を掲げ、バランスシートを基礎にしマクロの視点から現在の日本の経済状況が説明されています。現、民主党内閣ですら「国家のグランドデザイン」を示さない(という、グランドデザインという観念すらない)中、日本という国のマスタープランを提示したうえでの丁寧な説明は、経済について深い知識のない僕でも良く理解することが出来ました。
 前回「日本の境界」という本をご紹介した際に少し触れた「メタンハイドレート」という新世代エネルギーの可能性、世界最先端の「ナノテクノロジー」技術など、いろんな要素を複合的に考えても、日本の経済や未来はそれほど悲観することは無いというのが、この本を読めが良く分かるかと思います。

 まあ、しかし、今の日本人はやたらと自虐的で悲観的な考え方をする人が多いのは事実。これは大東亜戦終了後、GHQが行った「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」という戦争についての罪悪感を日本人の心に植えつけるための宣伝計画、そしてその影響を受けた、日教組の誤った教育も大きいと思います。
 学校で教えられた事やTVで言っている事が「真実」とは限りません。僕たちは「思い込まされている」事が沢山あるようです。頭の中にある当たり前だと信じてきた常識や歴史認識を、一度正しい情報にアップデートしましょう。
 その為には常にリテラシーを高め、能動的に思考し続ける事が大切です。大量の情報の中から、正しい情報を読み解くに、考えることを止めないことだと思うんです。常に「何が正しいのか?」「今の自分の考え方が間違っていないだろうか?」と自問し続ける事です。「禅」という観念がDNAに刷り込まれている僕たち日本人は、本来、論理立てて物事を探求する事が得意な民族のはずですよね。
 これは音楽にも当てはまることだと思います。「自分は何者なのか?」「どこから来て、どこへ向かうのか?」自己をしっかりと探求した人間の作る音楽の説得力は、皆さんご承知だと思います。URしかりです。僕はその説得力こそ「魂」であり「ソウル」なのだと思っています。

 話が随分とそれましたが、あまり悲観論に流されずに、もっと楽観的に物事を考える事も必要だと思います。「ケ・セラ・セラ」の精神で!(e_c)

読書週間:13日目

こんにちは。
日頃、あまり漫画を読まないのですが、勧められたり気になったものは寝る間を惜しんで、
一気に読んでしまいます。
そんな私がお勧めする漫画は、タイの漫画家ウィスット・ポンニミット氏の『タムくんとイープン(日本)』です。


タイでは珍しいという漫画家という職業を目指し、神戸に来日したウィスット・ポンニミット氏(通称タムくん)が、日本に来て感じた事をテーマにした内容です。
短編集ですので、その一部をご紹介。
タムくんから見た日本人の不可解な行動が、シュールに描かれています。


朝起きて、頭の半分がぽかっと開き脳みそをタンスに入れて、雑誌やテレビを頭に詰め込み、セット。
かわいい顔の仮面を付けて職場へ出勤。
通勤電車に乗っているみんなも優しい顔の仮面、仮面、仮面。
そして、出勤して皆と話す時は、頭に詰め込んだテレビの話。
さらには、上司のセクハラにあい、切れた主人公は頭の中のものを捨て、仮面を剥がし、町へ...
最後は、ほっと救われた様な気持ちにさせられます。


かわいいキャラクターに油断してたら痛い目合います。
一度見たら、クセになっちゃうこと間違い無しです。
もうすっかり、はまってしまった一人です。。。

漫画だけでなく、アニメーションや音楽、細野晴臣氏とコラボしたイベントなどもされています。
気になった方は、タムくんのHPを覗いてみてください。。。

それでは、明日の最終日もご覧下さいませ〜 M

2010/11/07

読書週間:12日目

みなさま、わんばんこ!(古〜ッ。分かる人は結構なお○で!)


読書週間も残すところあと3日となりました。

「UGスタッフの本棚の一部をご紹介」というこの企画、思いのほかスタッフ間で好評でして、紹介したい本がまだまだあるとか・・・。

そういう私も、候補5冊の中からしぼりきれず、悩んで悩んで悩みまくりましたが、昨日(読書週間11日目)のYuuの紹介本を見て、コレにしました。

国民の遺書「泣かずにほめて下さい」靖国の言乃葉100選

小林よしのり著

小林よしのり氏が好きか否かは横に置いといて、コノ本は、靖国神社に祭られた246万6千余柱の中の太平洋戦争末期の特別攻撃隊員をはじめとする戦没者が遺した、父母、妻子、弟妹、そして祖国への最期の言葉100通が掲載されています。


コノ本を読んでから、最近のニュースを見たり聞いたりするたびに、本当に申し訳なく思っています。

掲載されている殆どが20代の若者です。なかには17-18歳の少年もいます。私たちと何ら変わりのなく、恋をしてドキドキしたり、美味しいものを食べて喜んだり、友達とアホなことして笑ったり・・・。

まだまだ、人生これから。むしろ今が一番楽しいとき。そんな時間を捨てて、命を捨てて戦ってくれた彼らに、沖縄・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件の「映像流出」で大騒ぎしてる政府陣、胸を張って見せれますか?あぁ....ゴメンなさい。本当に申し訳ない。


コノ本を読んでいただければ、今の私たちに必要ものが見えると思います。

いえ、私が言いたいのは、間違っても中国への戦闘力じゃないですよ〜!



それでは、文中より2通紹介します。


遺言(昭和二十年三月、母への言葉)

僕はもう、お母さんの顔を見られなくなるかも知れない。

お母さん、良く顔を見せて下さい。

しかし、僕は何にもカタミを残したくないんです。

十年も二十年も過ぎてからカタミを見てお母さんを泣かせるからです。

お母さん、僕が郡山を去る日、自分の家の上空を飛びます。

それが僕の別れのあいさつです。

<海軍少尉 茂木三郎命:神風特別攻撃隊第五神剣隊(19歳)>



学鷲は一応インテリです。

さう簡単に勝てるなどとは思っていません。

しかし、負けたとしても、そのあとはどうなるのです・・・・・・

おわかりでせう。

われわれの生命は講和の条件にも、その後の日本人の運命にもつながっていますよ。

さう、民族の誇りに・・・・・

<海軍少佐 西田高光命:神風特別攻撃隊第五筑波隊(22歳)>



家族のため、日本のために戦ってくれた彼らのために、「戦った甲斐があったよ!」と言ってもらえるような、立派な大人になりたいと思います。


Rでした。

2010/11/06

読書週間:11日目

本日は、長編小説のご紹介。

第二次大戦下のスペインで暗躍するスパイを描いた物語です。

戦況がますます激化する当時のヨーロッパ。中立国スペインでは、
ドイツ、イタリア、日本の枢軸側と、イギリス、アメリカを中心とする連合国側
が入り乱れ、敵の情報を得ようと躍起になっていた。



「燃える蜃気楼」 逢坂 剛 著(講談社)

日本の小説で、第二次世界大戦について書かれた作品は多いけれど、
ヨーロッパを舞台にしたものには出会った事がなく、
銃を持たず、祖国のために諜報員という形で戦い続けた日本人が登場し、
007のような、スーパーヒーローは出てこない、というところに興味をそそられ読んでみました。

作者自身、スパイだった人物への取材もしたそうで、史実への執念が、フィクションをリアルに
力強くしている感じです。
いまなお行動が謎とされている実在の人物達のいた時代。
どの情報が正確なのか・・・この1点にかけて、各国のスパイが、ときに敵と接触しながら裏の裏を
探り合う。
ハイテク技術を駆使する今とは違い、人間同士の接触による情報収集が、いちばん活発だった時代。
二転三転する心理戦は頭を休める暇を与えてくれませんが、非常さ、狡さ、弱さ、不可解さといった
人間臭さがなんともいいです。

シリーズものの第3弾ですが、前作を読んでなくても十分楽しめます。
が、前後が気になる覚悟をもって手にとってほしいかなと。

秋の夜長、時間つくって気長に世界に入ってみてください。

Yuu