休日に淡路島の「田舎暮らし大学」っていう施設に遊びに行ってきました。
パフォーマーの友達がここのイベントの出演にほぼ毎月呼ばれてて、
立派なコテージに泊まれるということで、便乗したんですが、
むちゃくちゃいいところでした~。
テレビはムチャでっかい液晶、和室にもそのテレビにWii付き、
浴室にジェットバス付き、ベランダにはBBQ用のテーブル付き、
ふっかふかのダブルベッド二つ、...etc かんぺき。
田舎暮らしに「?」も付きましたよ。
そもそもこの施設は老後のいろんな暮らし方を提案するところだそうで。
なるほど、便利なわけです。
施設本館テラスからの景色も最高でした。
夕日がゾウさんで隠れてるっぽく写ってますでしょ?
以前、田舎暮らしを始めた友人が、田舎ってのんびり、
ゆったり暇そうなイメージが強いやろうけど結構忙しいんよー、
って言ってました。
夏は雑草刈り、冬の薪ストーブ用の薪割り、畑仕事、
パン作りに保存食作りと日々せっせと働いて、
夜はぐーーーっすり眠る、といった生活。
そんな忙しい中でも趣味が増えたりして、
エンジョイですねー。いい感じですねー。
その趣味の一つに藍染めがあり、
おもしろさをゴリ押ししてくれたのもあって
徳島県で藍染め体験をしたことがあるんです。
その名も藍の館。響きがヤバイ。
漬け込む感触が気持ち良くて、おもしろかったですよ~。
いろんな柄ができるんです!びっくり。絞りの模様の本とかがあって
その中から好きな柄を選ぶのだけど、波みたいなものとか豆絞りとか
単純なものもあるし、複雑なものもある、単純な柄でも
やってみると根気がいるし、手を抜くとすぐわかる。
複雑なのは数学的な頭を使うそうで、私には向いてなさそう。。。
何もない白い布にどうやったら思い描く柄ができるのか、
想像しながら、知恵をしぼってできる
絞り染めの美しさと手法の素晴らしさに感激しました。
ビバ日本伝統文化!
その友人はかなりのスローライフを送っていて、
その姿を見るとちょっと心打たれるものがあります。
一緒に山を歩けばさりげなく「これは茜」とか教えてくれるし、
葉っぱ一つの色や模様を見ては
「見て、これ綺麗、この色はなかなか出ない」
とか言ってみたり。繊細な感性の持ち主。
きっと昔の人はこんな風に自然の中にある美しさや神秘を
今より間近に感じていて、それを絵や音や染め物やいろんな形で
表現していたのだろうな、と その子の姿を通して感じました。
確かに最近自分のまわりに生きているものや
植物をじっくり見てたりすると、「この果物なんでこんなピンク色?」
とか、ムカデの嘘みたいに水色の足なんか、
これが自ずと存在することに驚いてしまいます。
それまでは色でも形でも人が作ったものを見ていたのだけれど、
自然の中にある色や形をじっくり見ていると、今まで見ていたものは
自然界の模倣だったんかなあとか考えたり。
人間が作ったものが自分の世界の中心だったのが、
逆に自然の中に存在するものがあって、
その中に私たちの世界が造られているという感覚。。。
おおげさだけど、レボリューションです。
一寸の虫にも五分の魂。
こんな発見をさせてくれたムカデさんにも感謝でっせ~。
Yuu