2010/11/01

読書週間:6日目

最近、紙ものの辞書を引く機会がどんどん減ってきました。
調べごとは、ネットで即座に検索。でも、なんだか味気ない...
そんな人にお薦めの新感覚、国語辞典をご紹介します。

『うめ版 新明解国語辞典×梅佳代』



新明解国語辞典と写真家 梅佳代さんの写真がコラボした、すんばらしくおもしろく、切なく、愛に溢れた辞書です。

一つの言葉に対し、一枚の写真が組み合わせてあり、うめさんの写真がその言葉の表現を日常の一コマに落とし込んだ、ユーモラスな辞書&写真集。

例えば、こんな言葉が…

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■思いも寄らない
今まで得た知識や経験から推論して、そういう事実が有るだろうとは全く考えることが出来ない。

■悔しい
(形)自分の受けた挫折感・敗北感・屈辱感などに対して、そのままあきらめることが出来ず、どうにかして△もう一度りっぱに やり遂げてみたい(相手を見返してやりたい)という気持ちに駆られる様子だ。

■時間
人間の行動を始めとするあらゆる現象がその流れの中で生起し、経験の世界から未経験の世界へと向かって行く中で絶えず過ぎ去って行くととらえられる、二度と元には戻すことができないもの。〔和語的表現では「とき」がこれに当たる〕

■人生意気に感ず
人間は、金銭や名誉のためにではなく、自分を理解してくれる人の暖かい気持ちに感じて仕事を△する(引き受ける)ものだ。

ちなみに、表紙の写真は…

■ライバル
〔rival=同じ川を使用する者〕競争相手。〔狭義では、恋がたきを指す〕

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当たり前のように日々使っている言葉の意味を、実際どの位自分は理解しているのだろうか?
人と話しているとき、同じ言葉を使っていても、本当に同じ意味を示しているのか?
言葉について改めて考えさせられました。

そして、読み終わった後、必ず笑顔になっているはず。そんな1冊です。

では、明日もお楽しみに!

Mでした。